どうもラプラスです。
中古品を売るビジネスをやりたいと思って古物商の許可を取ったのですが、いろいろとシステムがおかしいんですよね。
今回はこの古物商についての話をしていきます。
古物商の許可とは?
モノをせどりしたり、新品を買って高く売る場合でも、古物商の許可が必要です。
とにかく新品のものを作って売る場合や家の不用品を売る場合以外、ほぼ100%古物商の許可が必要です。
そしてこの申請には19000円もかかります。
古物商の許可はもういろいろとめんどくさいのですが、その詳細について語っていきます。
申請がめんどくさい
まずは申請がかなりめんどくさいです。
実際に警察署に出向き、いろいろと申請をする必要があります。
デジタルで手続きすることがかなり増えてきた世の中で、アナログ申請しないといけないのがまず1点不満です。
またなぜ申請するのか警察官に話したり、申請に必要となる書類をかき集めてきたりする必要があり、それもまぁ面倒です。
申請のめんどくささがまず一つ目の問題です。
どこまでがOKで、どこまでがアウトかさっぱりわからない
デジタル化がかなり進み、オンラインで中古品が出回るようになりました。
そんななかでどこまでがOKで、どこまでがアウトかさっぱりわかりません。
正直、仕入れる商品がそもそも売れるかわからなかったり、商品が売れるように努力する必要があったりするわけです。法律を完璧に把握するのはコスパが悪いです。
なのでこういうセーフ、アウトの判断は明確にしなければ、法律を守りたい人間ほど古物の取引はできないということになります。
真面目な人間ほどデメリットしかない最悪のシステムです。
古物商の許可1つで何でも扱えるというわけではない
古物商許可を取れば、中古品何でも扱えると思いがちですが、実は違います。
13種類のカテゴリーに分かれており、そのうちの何個かしか取れないことが多いです。全部申請しようとしても許可がおりないので、一部しか無理です。
そしてどのカテゴリーにどんな商品が含まれるのかを把握する必要があり、これも異常にめんどくさいです。
また良い商品が見つかっても、許可されてない商品は売れません。まぁ追加すれば良いのですが、警察署にまた申請を出さないといけません。
19000円もかかるのが異常
古物商の申請には19000円もかかります。これが最大のデメリットだと思います。
19000円儲けるためには、1000円の商品を38個は売らないといけません。(利益500円×38個)
38個売るってまぁ簡単なように思いますが、意外としんどいです。
手続きがめんどくさくて、しかも法律のリスクもある中で、38個売るのって大変です。
副業でちょっと始めてみたいという人にはとてつもなく高いハードルとなります。
古物商への負担が大きい
古物商許可ってそもそも何のためにあるのという話ですが、偽物や盗難品が市場に流通しないために存在するようです。
しかしこれ、そもそもコピー品を流す人間とかが悪いんですよ。
古物商はできるだけ健全な商売をしたいと思っていますが、偽物を作る人などは一定数存在します。
にもかかわらず、古物商がわざわざ許可を取り、台帳をつける義務があるというわけです。
犯罪者のしりぬぐいとしてここまで重責を課されるのはおかしいと思うのですが、こう思うのは自分だけですかね?
営業所の設定が必要
古物商は営業所の設定が必要で、マンションなどは登録できない場合があります。
正直、今の時代は定住しないことが多いわけです。そんな中で、個人が営業所を決めるのは無理があると思います。
1~2年で移り変わるのに、毎度変更手続きをするのは負担が大きすぎます。
しかも営業所に抜き打ち調査が入る場合もあり、海外に出張に行っていたり、旅行に行ってたりする場合はどうなるんですかね。
抜き打ち調査というのがポイントで、いつ来るのかわからないというのもストレスが溜まります。
警察署によって判断が異なるというのもめんどくさい
メルカリで売る場合の判断など、警察署によって判断がぶれる場合があるようです。
こういったブレによってネット上の情報も錯綜してますし、セーフかアウトかの判断が分かりにくくなっています。
また警察官によっても判断が違う場合もあり、わけがわかりません。
最悪いちゃもんつけようと思えば、いくらでもつけれるでしょうし、逮捕も可能だと思います。
こういう微妙な状況下でビジネスはしたくないなというのが正直な感想です。
犯罪する気マンマンの奴が得するようになっている
ここまでのまとめですが、犯罪する気マンマンの奴が得するようなシステムになっています。
そもそも犯罪する奴は、古物商許可なんて取らないでしょうし、法律関係もおかまいなしです。真面目に生きている人間がデメリットしか受けない。こんなシステムで良いんですかね。
日本のシステムは基本的に性善説に基づいたものが多いのに、古物商は性悪説に基づいている気がします。
ちゃんと良い商品が出回るためには、古物商のシステムは変更する必要があるのではないでしょうか。もっと多くの国民がこのシステムに気づき、社会問題にした方が良いと思います。
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